●3M●
芋焼酎が好きな人にとって、「村尾」という名の響きは、特別なものがあると思います。
「森伊蔵」、「魔王」、「村尾」は「3M」と呼ばれ、ファンの誰もが一度は飲んでみたい“幻の焼酎”だと思います。
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今まで、村尾以外の3Mと言われる焼酎は紹介したことがあります。
興味が有る方は過去の焼酎紹介も覗いて下さい。
焼酎造りの名人と言われた3代目の村尾寿彦さん。
村尾酒造の経営を引き継いだ4代目がそのままの味を伝えています。名門の看板に、重荷を感じることも多かったと思います。
「村尾だから、良いわけじゃない。出来の良い年もあれば、悪い年もある」
現在の4代目はそう言って、変わらぬ味を守り続けているそうです。
46歳の杜氏は消費者に正直なのがいいですねぇ~。
4代目が引き継いだのは焼酎ブームの真っ盛り。
日本全国にとどろいていた「村尾」作りは相当なプレッシャーだったと思います。
名人から焼酎造りを直に学べるってなかなか無いと思いますが、実践の中でしか引き続き出来ない事が多いと思います。
4代目は会計事務所で税理士補助をしていたらしく、畑違いから来たプレッシャーもすごかったようです。
悶々(もんもん)とする日々を重ねて、引き継がれたなんてお話が残っています。
焼酎造りの天才と言われた3代目の村尾寿彦さん
全て一人で作っていたと言います。
それを引き継いだのは2015年だったようです。
そして、その代替わりした初年度は、順風な船出とはいかなかったようです。
「味が変わった」と初年度は凄いクレームだったようです。
しかし、2015年は全体的に焼酎の出来があまり良くなかったと言われています。
様々なプレッシャーをはねのけて引き継がれた焼酎なんですねぇ~。
とっても有名な焼酎です。
もちろん美味しいと思います。
飲みやすくてさっぱりしてます。
ロックで何杯でも飲めそうな飽きない味です。
でも....僕の口には村尾酒造の「薩摩茶屋」の方が合います。
村尾酒造の焼酎は基本的に「村尾」「薩摩茶屋」しかありません。
どちらも1年で売り切る焼酎です。
(熟成させない焼酎って事です)
毎年が勝負と言う作り手の気持ちが瓶の中にも込めれている感じがします。
シンプルで分かりやすい言葉ですね。