●本格焼酎●
『ひとくち飲めばにっこり笑顔、ほろ酔い気分で楽しんで欲しい』
そんな蔵人の想いが込められた、本格熟成いも焼酎の紹介です。
『白麹』と『黒麹』の合わせ持つ特徴を、じっくり醸し出された焼酎。
さしずめ白と黒の麹の良いところを一つにした感じですね。
白麹のすっきりとした口あたりの中にも、黒麹特有のふくよかな広がり、深い味わいが楽しめます。
一風変わったつくり方の焼酎ですよね。
普通は黒なら黒麹だけ、白なら白麹だけで作られることが多いです。
「無ろ過につき 旨み・にごり・浮ぶ 焼酎の華」
無ろ過の焼酎は久しぶりです。
ろ過って具体的にどうしてるの?と思われる方もいるでしょう。
濾過材と言われる珪藻土を焼酎に入れ油成分を珪藻土に吸着させ、フィルターで濾過するなどの方法がとられます。
各会社で多少の違いは有ると思います。
簡単に言えば濁った水が透明な水になるイメージです。
(今は使われていませんが、アスベストもろ過材として使われていた時代も有ると聞いています)
現在売られている焼酎のほとんどはろ過されています。
昔の焼酎が濁っていたのはしっかりろ過できていなかったのです。
だから芋の味が強烈だったとも言えるかも知れませんね。
濾過すると、臭いを発するフーゼル油をはじめとした、焼酎の特徴である様々な成分を取り払うことができると言われています。
ろ過の進歩がスッキリ呑みやすい焼酎を世の中に広めたってことになります。
(今でも昔の焼酎が呑みてぇ~って人も居るとは思います)
実は...よく「雑味」と言われる成分の中に「うま味成分」も含まれているのです。
だから、ろ過しすぎることでうま味を取り除いてると言う見方もできます。
焼酎本来の味を知りたい場合は無濾過ってことになりますね。
無濾過と言っても、何もしていない訳ではありません。
蒸留したての焼酎から一定期間油を掬う(すくう)作業をしている焼酎だってあります。ただ基本的には濾過作業を行わず、様々な成分をそのままに詰め口をした焼酎には変わりありません。
そんな焼酎は「無濾過焼酎」「無濾過仕上げ」などと呼ばれています。
※多少濾過された状態の焼酎を「荒濾過」と思っていましたが、蔵元によっては一定期間油を掬う(すくう)作業を行ったものを「荒ろ過」or 手作業でろ過した場合を「荒ろ過」としているところも有ります。
「原酒だからろ過されてない」なーんて言う酒好きの人も居ますが、そもそも原酒はろ過されたものもあれば、されてないものも有ります。
正確に言うと原酒とは加水していない焼酎のことを言います。
薄めてない焼酎を原酒だと思ってもらえればいいかと思います。
ちなみに濁っているものが無濾過かと言われると一概にそう言うわけでもありません。
時間が経つとろ過したものでも、無濾過のものでも濁りは少なくなります。
darucoro9216kun.hatenablog.com
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田崎酒造の焼酎は何度か紹介しています。