●それは心地よい誘いでした●
佐賀県は日本有数の米処ですね。
佐賀県では古くから清酒造りがさかんに行われてきたそうですが、光武酒造場もまた、昔からの伝統を守りつつ、清酒の品質向上に全力を注いでいたようです。
光武酒造場が長年培った技術をもとに焼酎造りに乗り出したと書かれています。
1994年の材料と水にこだわり、絶え間なく革新を続けていく光武酒造場が挑戦したのは、米や麦の産地である佐賀県には珍しい芋焼酎造りでした。
江戸時代から酒や醤油などの醸造業で栄えてきた肥前でも、焼酎造りはまだ珍しかったのだと思います。
早くから焼酎に取り組んだので、この地では優れた杜氏を世に送り出してきた歴史あるようです。
酒造業界では「光武学校」と呼ばれるほど、杜氏を育成することが出来る環境が整っていたと言われています。
今回紹介する芋焼酎は「魔界への誘い」と言う銘柄です。
以前似たような名前の焼酎を紹介したことが有ります。
darucoro9216kun.hatenablog.com
この「魔王」も名前の由来に面白いものを感じました。
今回の「魔界への誘い」は「黒麹の闇の様なイメージは残しつつ、呑み進めて気が付けば魔界へたどり着いてしまっているのでは?」そんな魔界に誘われてしまいそうな呑みやすさが名前の由来だとか....。調子にのって飲んではいけないかもしれません。
名前からすると癖の強いイメージがしますが、癖のないスッキリタイプですね。
味についてはまた後ほどご紹介しようと思います。
流石に名前がインパクト強いですからね。
今まで焼酎を紹介してますから、もちろん名前はしっていました。
光武酒造場はきっと、観たことある人も多いと思います。
北斗の拳を知ってる人なら一度目にしたら忘れられないと思います。
「2021年も芋焼酎は北斗の拳に染められる!」なんてキャッチフレーズで、世紀末救世酒伝説を繰り広げています。
「てめえらの酒は何味だぁーーー!!」
遂に2021年X月X日新たな伝説が始まるそうです。
言葉では伝わりにくいと思いますので「公式オンラインショップ」でご確認下さい。
僕は「雲ゆえのきまぐれよ」って芋焼酎が気になります。
自由奔放なジュウザの芋焼酎です。減圧蒸留なのでスッキリな芋だと思います。
まぁ、こんなシリーズも焼酎の老舗が繰り広げたら「買ってみようかな?」って思いますよね。
「魔界への誘い」の最大の特徴は、ろ過方法だと思います。
どれだけ原料や蒸溜法にこだわっても、ろ過が強すぎると甘味や奥深い味わいは飛んでしまいます。
だから、香りや旨味成分を残すにはあえてろ過しない「無ろ過」という選択肢もあります。
ただし、無ろ過の場合は弱点も有ります。
無ろ過の焼酎には無ろ過ならではの味わいがありますが、不純物が残って滑らかな口当たりは損なわれます。
また、無ろ過の場合は長期保存には向きません。
この難題を解決したのは「荒ごしろ過」という光武酒造場独自のろ過方法です。
常温ストレートで飲みたいって人も多いと思います。
実は、僕が最初にじょかの絵を挿入しましたが、温めるとすごく美味しいです。
香りが良いからだと思います。
温めると、黒霧島をもっとビターで濃くしたような味になります。
ロックや水割りにするとすごく呑みやすいです。
香りが少しきついので(香りが落ちつく)ロックが美味しいって思う人も多いと思います。
水割りなら「魔界への誘い」をわざわざ選ばなくて良い気がします。
せっかくの「荒ごしろ過」ですからね。
またまた長くなってしまいました。
これ以上は話がお酒からかなり脱線しそうなので....この辺で止めときます。