●初めてなのに●
お酒の世界ではこの漢字はよくよく見かけます。
馥郁(ふくいく)をチェックすると、
とても良い香りがただようさま。と書かれています。
蕎麦の馥郁たる香りが立ち込める。とかそんな風に使うのだと思います。
「馥郁たる梅の香り」なんて表現を目にした事が有ります。
普段はあまり使わないですが今日は使うと思います。
この言葉もお酒の世界では良く見かける言葉です。
吟醸香(ぎんじょうこう)って読むのですが、吟醸酒って果物みたいな香りがします。
もう少し深く掘り下げると、酵母が発酵する過程でエステル類の香りが生成されます。
酸とアルコールとから水がとれてできる化合物の総称です。
そしてこのエステルは芳香を持つことが多く、人工果実香料としても使われます。
もっと掘り下げると面白いのですが、今回がやめておきます。
今回紹介する焼酎はこの吟醸香(ぎんじょうこう)が長く続きます。
飲めばわかるのですが....。香りが比較的長く口の中から鼻へと広がります。
「東市来蓬莱」
仙人が住む不老不死の地が描かれてると言われています。
不老不死で神通力を持つ人を神仙(しんせん)と言います。
ここに描かれているのは神仙思想で説かれている想像上の仙境です。
物事の趣が奥深くてはかり知れない事を「幽玄(ゆうげん)」
このラベルには神仙幽玄の蓬莱島が水墨画風で描かれています。
この「東市来蓬莱」は初めて飲むお酒です。
冷たくすると甘味が増します。
だから、ロックがおススメだと思います。
なぜか?始めてじゃない馴染みのあるお酒なんですよ。
それには訳があります。この焼酎も清酒に使われる「黄麹」を使用しています。
日本酒好きの人には馴染みのある味と香り!
だからこそ、はじめてなのに懐かしいのです。
昔からの友達に出逢えた気分になります。
●おつまみは?●
Thank you!
楽しみにしています。