●本格焼酎●
麦と米を主原料にした小正醸造さんのメローコヅル磨
メローコヅルは、1957年 昭和32年、二代目小正嘉之助によって作られた焼酎です。
日本で初めての長期熟成米焼酎と言われています。
戦後は物資・食糧不足に陥っていた時代なので、贅沢に米を原料とした焼酎づくりは時に批難されることもあったそうです。
世界の蒸留酒が長い熟成期間を経ることは知られていました。そこに着目し、三度の蒸留を行ってアルコール度数を上げることを考えたそうです。
ただアルコール度数を上げて、香りや味わいが低下してしまうことが多いので苦労したそうです。
そして、研究を重ねて調和を保ったままアルコール度数を上げることに成功。
長期貯蔵が可能な原酒を造り上げましたのだとか…。
現在では、イギリスや香港でのお酒の品評会でもよい評価を得ています。
日本で初めてとなった焼酎の樫樽熟成。
芋焼酎主体の鹿児島では少し変わった焼酎ですね。
製造過程から、ウイスキーに近いと思います。
ウイスキーが好きな方はきっとおいしいと言う方が多いと思います。
ウイスキーに近い製造工程なので、先ずはロックで飲むのがオススメです。
口に含むとまず感じるのは麿(まろ)やかさですねぇ~。
もう、名前通りの感じです。
角が立つ感じが全くないのは、長期熟成でしているからだと思います。
麦のほのかな香り、そして深部に伸びやかな米の味わいを感じるところが日本のお酒って感じがします。
僕はウイスキーをほとんど飲まないので、ソーダ割りでこの焼酎を頂きました。
麦の香りをもっと感じたい場合は、お湯割りも美味しいと思いました。
幾つもの樽貯蔵酒が織りなすリッチな味わい
裏のラベルには美味しい飲み方が書かれています。
やはり、オンザロックがオススメのようですね。