●四季折々のお酒●
今回もお越しくださりありがとうございます。
今回は1月~12月に楽しむ日本のお酒について紹介します。
●屠蘇酒(とそしゅ)
元旦に年中の無病を念じて飲むお酒ですね。
一年を若く美しく、そして健康にって言う訳ですねぇ〜。僕はお屠蘇が大好きです。
●梅花酒(ばいかしゅ)
冬の内、白梅の花、百ばかり…なんて言われる様に、梅の花をお酒に漬けるんです。
「梅酒」は元々、梅の実をお酒に漬けるのでは無く梅の花を清酒に漬けるものでした。
●桃花酒(とうかしゅ)
平安時代、3月3日に桃の花を盃に浮かべるところから、桃の節句がスタートしたなんて言われています。この酒を飲めば、肌がツルツルになるなんて言われています。
●花見酒(はなみざけ)
これが一番有名かもですね。
花見で一杯ですから…。花札でも出てきます。
桜の花の下で花粉を浴びながら酒を酌み交わす。野遊の酒ですねぇ〜。
●菖蒲酒(しょうぶざけ)
鯉が元気よく泳ぐ端午の節句
聖武天皇も飲んだと言われているお酒
菖蒲の根を刻んでお酒に浸したものです。
漢方では菖蒲根といって、芳香性健胃薬として知られています。
●岩魚酒(いわなしゅ)
中国では「頭脳酒」と言います。
山深い清流に住むイワナのエラとワタを取り除き、こんがり焼きます。
それを大きめの器に入れて、熱燗を注ぐお酒!
森林浴しながら飲める美味しいお酒ですね。
イワナの骨酒も絶品です。
●竹管の酒(ちくかんのさけ)
竹には霊妙なものが宿ると昔から言われ、青竹の中にお酒を入れて…。しっかり蓋をしたら、流水につけて冷まします。竹の香りと冷たさを味わう野趣あふれる夏の酒です。
●鰻酒(うなぎさけ)
夏の暑さを乗り切るために、飲み始められた滋味豊なお酒が鰻酒です。
江戸時代から飲まれていました。熱燗にウナギのかば焼きを浸したものです。
鰻のうま味が凝縮された燗のお酒ですねぇ。
土用の丑の日に飲まれる方も居たのでは?
●月見酒(つきみざけ)
観月の夕べなんて言いますが、8月15日の夜と9月13日の夜に月見の宴が行われ、必ず清酒がでます。舟を浮かべて空天の月を見る雄大な落ち着いたお酒ですね。
農作物の豊作と人々の幸せを願って飲むお酒だといわれています。